師走と聞くだけで何となく忙しさ、慌ただしさを感じます。そして街にクリスマスソングや正月を迎える曲が流れ始めると一気に背中を押されるような気もしてきます。子ども達は冬休みに入り、クリスマスプレゼントやお年玉を楽しみにして、わくわく、そわそわすることでしょう。
そして親にまとわりつく時間も多くなることと思います。親は何かと年末は忙しさに追われがちになります。そんな中でも相手したり、遊んであげたりすると子どもの心は満たされ、快く年末年始を送ることができます。
<夕餉の話題>
玉川大学教育学部教授 大豆生田 啓友氏によれば「生きる力」すなわち人間力を育てる上で大切なこととして次の6点をあげています。
1、親子のスキンシップや甘えなどを通して、心の
安定基地を作る。
2、子どもの個性(その子らしさ)や主体性(自己
決定) を大切にする。
3、子どものがんばっている姿をほめ、小さな成功
体験を大切にするなど、自己調整力を育てる。
4、多様なあそぶ体験を通して、好奇心を持ったり
夢中になる経験をする。
5、外あそびを通して、多様にからだを動かしたり、
自然にふれたりする経験をする。
6、絵本の読み聞かせを通して、コミュニケーション
や言葉への興味を大切にする。