長い夏休みが終わり、園児達は楽しかった夏の思い出と先生や友達に会える喜びを胸に元気に登園して来ました。夏休みの後は、園生活のリズムを取り戻すまでで時間がかかり、ちょっと気になる様子が毎年見られます。園でも注意深く見守っていきますが、ご家庭でもご留意下さるようお願い致します。
<夕餉の話題>
こんな笑い話があります。
『世界嘘つき大会』で優勝した嘘は「私は絶対に嘘はつきません」という嘘だった。
絶対という言葉を調べてみると〈何物にも比較できない事〉〈それだけが全てであること〉とあります。一生の間に全く嘘をつかない人が存在するでしょうか。悪意に満ちた嘘から相手を思い、安心させ、喜びをもたらすような嘘まで、どんな人でも何度かはついているように思います。子どもは、どこまで自分の嘘が通用するか試しているようなところがあります。また、罪のない架空の物語や空想を語るのが大好きです。このような時、親が気をつけなければならないのは、嘘を見逃さない事と、その対応ですの仕方です。子どもの嘘は大きく4つに分けることができるそうです。
(1) こうありたい、こうしたいという願望
(2) 空想・想像からくる思い
(3) 自分が得したいという気持ち
(4) 人を傷つけるため
(1)(2)の場合は「そうだといいね」と相づちを打ちながら現実を知らせる。
(3)は知らん顔作戦。「何をつまらない事を…」という顔つきで聞き流していると、この方法は通らないことがわかって自然に言わなくある。
(4)はしっかり向き合って、人の迷惑や心の痛手を知らせ、それでも度々言うようであればきちんと叱る。
嘘の中には、想像性を高めたり、虚構の世界を夢みたり、価値のあるものが入っている事もあるので、嘘とひと事でまとめてすぐ叱ったりせず、よく聞いて内容を見極めることが大切なようです。