21日からは、いよいよ長い夏休みが始まります。入園、進級からの四ヶ月で子ども達は個性豊かに成長したと感じています。特に集団生活に対する年代なりの適応力は、概ねレベルアップしているように思います。この夏休みでは次のような社会性に一層磨きをかける期間にして下さい。
●決まりを守り、正しく生活する
●うそをつかず、明るく過ごす
●家族に頼りすぎず、自分でやってみる
●苦しさに負けず、精一杯がんばる
●自然や公共物を大切にする
●まわりの人に、思いやりの心を持つ
●弱い立場の人を助け、いじめたりしない
また、各ご家庭、楽しい思い出がいっぱい残る夏休みにして下さい。
<夕餉の話題>
人間は他人に尽して喜ばれ、その喜びを共有できるのが他の動物との違いであり、人間の持つ本性でもあるそうです。仏教の教えに『無財の七施(しちせ)』というのがあります。これはお金や物で「ほどこし」をしなくても他人に喜んでもらえ、自分も心が安らぐというものです。
一、和顔(わがん)施…穏やかな笑顔・和やかな表情
ニ、愛語(あいご)施…優しい愛情のこもった言葉や挨拶
三、慈眼(じがん)施…慈しみのある眼差し
四、心施…思いやりの心
五、身施…体をつかっての手助けや奉仕
六、床座(しょうざ)施…場所や席ゆずり
七、房舎(ぼうしゃ)施…泊めたり、雨やどりの場所提供
ひとつ、ふたつ私にも出来そうです。