いよいよ雨の季節の到来です。子どもにとって雨の日に傘をさすのは大仕事です。傘はもともと西洋で貴婦人が使う日よけ用の物が始まりと言われています。雨よけとして日本で使われ出したのは、江戸時代からで、それ以前に使われていたのは、日本昔ばなしでおなじみの頭にかぶる笠でした。
〈夕餉の話題〉
『世界嘘つき大会』で優勝した嘘は「私は絶対に嘘はつきません」という嘘だった。
このような笑い話しがあるそうです。 一生の間に全く嘘をつかない人はいるでしょうか。
自分に都合を良くするための嘘から相手の不安を取りのぞき、安心させるための嘘まで、どんな人でも何度かはつくように思います。
子どもは、どこまで自分の噓が通用するかを試すようなところや罪のない架空の物語りや空想を語るのが好きと言われています。
子どもの嘘は大きく4つに分けることができる。
(1)こうありたい、こうしたいという願望
(2)空想、想像からくる思い
(3)自分が得したいという気持ち (4)人を傷つけるため
子どもの嘘に対して親が気をつけなければならないのは、嘘を見逃がさない事とその対応の仕方のようです。
対応例
(1) (2) の場合は「そうだといいね」と相づちを打ちながら現実を知らせる。
(3)は知らん顔作戦で「何をつまらない事を…」という顔つきで聞き流していると、この方法は通じな いことがわかって自然に言わなくなる。
(4)はしっかり向き合って、人の迷惑や心の痛手を教える。それでも度々言うようであればきちんと叱る。
嘘の中には創造性を高めたり、価値あるものが入っている事があるので、すぐ叱ったりしないで良く聞いて内容を見極める事が不可欠です。また、ご家族が同じ考えで同じ対応をするのが最も大切な事と思います。