風薫る季節の到来となりました。
見上げれば雪組さんの作った鯉のぼりが園庭で勢い良く泳いでいます。
足元を見れば草むらではバッタ、カマキリ、カタツムリの赤ちゃんが動き出しました。
虹組さんは、入園して間も無く1ヶ月が経とうとしています。当初はお母さんと離れるのが寂しく、泣き声が聞こえていましたが、今はだいぶ落ち着いて明るく和やかなしばしのお別れが出来るようになりました。
<夕餉の話題>
仏教に「無財の七施」という教えがあり、物やお金で無くとも人のために施しが出来るというものです。この中に「心施」と言われるものがあり人のために思いやりを忘れず、心くばりを惜まないとする教えです。
数年前、次のような場面に遭遇し、大変暖かいものを感じた記憶がありますので紹介します。
本園の未就園児の集まりの折、あるお母さんがお子さんに一生懸命トイレの使い方、水の流し方、手の洗い方を教えていました。そしてその教えの言葉の最後に決まって「次に使う人の迷惑にならないようにね」「次の人が使いやすいようにね」と優しい口調で結んでいました。